大殿は豪放快楽にして、人々はその度量の大きさに感服しいたのでございます。
政にたずさわる高官は当然ながら、当代一流の文人墨客が出入りし、毎夜盛んな宴が繰り返されておりました。
 お座敷での談義や祝宴に参加できることが、人々の誉れであり、富と権力にむすびついていき、お庭先までお客様がお待ちでございました。

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