松本歩兵第五十連隊

 

連隊は現在の信州大学旭町キャンパスにあった。今なお、レンガ積の施設の一部が使われている。

日露戦争末期に樺太を占領しようとして、そもそもは青森県に編成された連隊であった。

松本へは軍施設の誘致運動が実を結び、明治41年に連隊がうつって来た。

 

大正時代に入り松本は軍都として定着。連隊全員が信州人となっていく。戦争が続く歴史の中で多くの兵士が戦死していったが、その最大の犠牲は昭和19年の中部太平洋の、テニアン島の玉砕であった。全島焦土と化し、一万人以上が戦死した。

テニアン島は、長崎に原爆を投下した発進地である。

学生さんに建物のことを訊ねたら、気にもしなかったけどレトロでかっこいいじやん。
とのお答えでした。

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