おばちゃんパワー国防婦人会

先日スーパーに買出しに行きましたら、入り口でおばちゃんからいきなり「買い物袋をご持参ください!。環境保護にご協力ください!」と、ティッシュをわたされた。その威圧さに少々ムッときたが、言う事は当然のことで笑ってごまかすしかなかった。

そして、思い浮かんだのが父母から聞いた、国防婦人会のことだった。婦人会に属することは義務とされ、母も当然一員となったのであるが『お上の命令』と有無を言わさぬやりかたは、怖かったという。虎の威を借りた小人の横暴さ・庶民の狂気だったと思う。

 それでは、国防婦人会てなんであろうか。

愛国婦人会など名称はいろいろあるが、古いものは明治末あたりから組織されていた。

゛滅私奉公゛今流に言えばボランティアの進めではあるが、背後に国家を背負っていた。

割烹着・もんぺ・00婦人会と書かれたたすきに日の丸国旗を振り振り、夫や我が子、いいなずけ、恋人などなど、男たちを戦場に送り出さざるをえなかった。

戦争時は出征した男たちに代わり、国家を支へ、何より地域・家庭をささえてくれたのが彼女たちであった。
我が母えの感謝と、「地母神」たる女性たちに敬意を称したい。

 。

 

大正15年、母21歳の時 北佐久郡中津小学校補習科・高二 教員時代・・いい女ズラ    

 

inserted by FC2 system