旧開智学校・・・重要文化財

むかしから長野県は教育県といわれ、自負していたところもあった。なんとなくそのように思い、思われていたことは、明治初年、全国に寺子屋が 12205ヶ所あったといわれるが,そのうちの12% ちかくあったという。特に松本城下は勉学の気運高く、新政府にいち早く開校の招致運動をした。
後に、松本高等学校の誘致も果たした。

明治6年(1873)に開校された開智小学校は昭和38年まで女鳥羽川と本町の出会いにあった。 わが国でも最も古い小学校のひとつで、和風・洋風が入り混じった奇妙さがなんとも面白く、私りゅう王丸は、明治の日光陽明門的感覚イコール日本人の本質的感覚だと勝手に思っている。

旧司祭館・・長野県宝

現在の地に移設された旧開智小学校エリアに、移築復元された司祭館があります。

明治22年(1889)に、フランス人の神父によって建築された、県内最古の宣教師館です

アメリカ開拓時代のアーリーアメリカン様式の建物は、各部屋に暖炉があり、縁側的とでもいえるベランダは明るく心地がいい。宣教師や信者の方々が祈り、ゆったりとお茶を楽しんでいたことだろう。

 高床式になっており、床下は物置とワイン格納室となっている。質素ながら合理的な設計に対し、開智小学校の奇妙さは欧米人と日本人の美的感覚や時代感覚などの違いが面白い。

 アメリカ開拓時代のアーリーアメリカン

 暖炉は使用可能

開智小学校・・司祭館・・背後は図書館

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