時は桃山時代
ほらサルサルといわれた、豊臣秀吉の時代だ。
武田氏の滅亡の後に復帰した小笠原さんは、始めて松本城となずけた.。
そのあとの城主である石川さん親子は、立派な邦をつくらんとがんばったが、
お父さんは秀吉の命令で朝鮮にいき、戦死してしまった。
 息子は邦造りに一層がんばったが、なぜか首になって、
九州は大分県にとばされちゃった。厳しいもんだいね。
 徳川家康が天下をとって、江戸時代がはじまった。
16170年に群馬県高崎から、戸田さんがやってきた。
16年後に、家康さんの孫にあたる、松平さんが赴任してきた。
松本にいたのは16年と短かったけれど、お城や町並みをバッチリ整備。
今も残る旧地名はこのころのものだ。
 次の堀田さんは埼玉県から転勤し、5年ほど在任した。
1642年に水野さんが愛知県から赴任。六代・83年間の永い統治だっただけにもめごとも多く、
幕府から大目玉を食らい、お城や領地をとられてしまった。
 最後の領主は戸田さんで、1726年から九代、145年間の最長在位だった。
 こおやってみると、殿さんの家系も転勤だらけ。ひとつ間違えれば本当に首がとぶ。
えらいことだイね。
 殿さん、殿さんと気安いと思うかもしれねえけンど、殿さん筋が同級生だったりするモンね。
 今は国宝の天守閣しかのこっていないが、ここで殿さんが暮らしていたわけではねージ。
本丸御殿といって、殿さんの部屋のほか役所のようなところで、
基石が芝生公園として整備されているジ。
 
                                                          

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